現在29歳フリーランスとして働いています。学生時代にオーストラリアへ短期で
ホームステイ留学をしたことがあります。私は子どもの頃から
英会話を習っていて、中高生の頃の英語のテストでもそこそこの成績をとっていたのであまり不安を感じずに渡豪の日を迎えました。
行けばどうにかなるだろう・・・考えが甘かったと痛感!
そもそも私は語学留学をしたわりに学習意欲が薄く、なんとなく旅行の延長のような、遊び気分が抜けきらないダメな学生でした。
行ってしまえばどうにかなるだろうという甘い考え方をしていたのです。滞在は5週間。
ホームステイでの生活になります。ホストファミリーは私と同世代の娘と小学生の息子、そしてその両親という4人家族。お父さんは見るからに人の良さそうな方で、お母さんは少し気の強そうな方というのが第一印象でした。
ホームステイ先で過ごす最初の日から自分の考えがいかに甘かったかということを思い知らされました。相手の話していることは理解できるのですが、とにかく話せないのです。簡単な英単語ひとつをとってみても発音が悪いのかまったく通じません。焦って頭の中で考えれば考えるほど、
言葉を発すること自体が怖くなっていきました。
そして、せっかくホストファミリーが話しかけてくれているのにうまく会話を続けられないことに申し訳なく思い、少しずつ会話をすることも減っていきました。今思えば、「何のために留学したのか!」と当時の自分を叱り飛ばしたいくらいですが、その時の私は自信も勇気も持ち合わせていませんでした。
そして数日が過ぎた頃についに事件が!
伝えるぞ!という積極的な姿勢が重要だった!
ホストマザーに勇気を出して「洗濯をしてもいいか?」と尋ねたところ、発音が悪くて通じず、何度も聴き返されてしまったのです。私も何度も「洗濯!」「洗濯機!」と繰り返し、やっと分かってもらえたときには互いにイライラしてしまっていました。険悪な空気が流れ、そこから1日ずっとホストマザーは不機嫌でした。もう少し優しくしてくれてもいいのにとも思いましたが、その時のことだけではなく、普段の私の消極的な態度にもいらついていたのかもしれません。
翌日、語学学校でできた日本人の友達に悩み相談にのってもらいました。その時にその友達が「私はいつも辞書を持って話しているよ」と教えてくれたのです。彼女いわく、「通じないことでイライラするくらいなら、単語を指さしてでも
自分の意思を積極的に伝える方が良い」とのこと。なるほどと思い、早速その日から実践しました。するとホストファミリーも指さした単語の発音を教えてくれたり、スムーズなコミュニケーションがとれるようになりました。
たった5週間の
ホームステイ留学で
英会話を習得することはさすがに難しかったのですが、私の一番の収穫は「今のままではいけない」という危機感でした。危機感を感じて初めて
英会話を積極的に使おうと思えてきました。
英会話をできるようになりたいと心から思うようになったのは、この「通じない」という経験のおかげだと思っています。
★積極的に英会話をするため、英語の苦手意識を克服するのも大切です。
>>苦手意識を持っているうちは英語を勉強しちゃダメな理由
★苦手意識を克服するのに役立った英語教材をレビューしていますので参考にしてみてください。
>>酒井式 Simple English /Magic81 体験談!評判・口コミ