イングリッシュ王子です♪
今回は英単語の効率的な覚え方とそのコツについて解説します。
暗記が苦手でなかなか覚えられない人にとっては大変な作業ですよね。
結論から言うとコツは2つだけです。
- 最低6回以上繰り返すこと
- 自分のペースで覚えようとしないこと
これが英単語の覚え方のコツになります。
このコツを押さえることで英語の単語に限らず、どんな暗記でも早く効率よく進めることができるんです。
なぜこれが英単語の覚え方のコツなのか?
ではどうしてこの2つが英単語の覚え方のコツと言えるのでしょう。
その理由について詳しく説明します。
1.最低6回以上繰り返す理由
まず1つ目のポイントの説明です。
著名な教育学者である斎藤孝氏によると、記憶というものは6回から7回繰り返すことで質が変化して定着します。
しかし多くの人が、その回数に達する前にあきらめてしまうのだそうです。
たしかに、記憶力の良い人は現実にいます。
でも、数回やっただけでは忘れてしまう人の方が多いのです(もちろん僕も…)。
だから自分は記憶力がないなんて思わなくて大丈夫です!
多くても6~7回やれば必ず暗記できるのですから、数回で忘れるのは当たり前、早く覚えられたらラッキーと考えてください。
2.自分のペースで覚えようとしない理由
2つ目のポイントは、暗記を繰り返すペースに関係します。
自分が理解・納得できるペースではなく、音声CDなどの機械的なペースに合わせて覚えることで時間効率をアップできます。
これはなぜかと言うと、人間は知らない情報が目の前にあると「これが一体何なのか」と考えてしまうのだそうです。
英単語で例えるなら、初めて見た知らない単語の読み方や意味を、自分の持っている知識から無意識に理解しようとするのです。
これは脳の素晴らしい機能なのですが、いったん立ち止まって考えることになるので、効率的に暗記をする場合には邪魔になります。
なので、出来るだけ一定のペースで、CDに合わせて音読を進めるのが最も早く効率の良い覚え方なのです。
とは言っても、初めのうちは口が回らないままどんどん次に進んでしまうので、かなりストレスを感じます。
もし読めない英単語があまりにも多い時は、そこでCDを一時停止してOKです。
自分の口が回るまで何度も声に出し、うまく出来るようになったらまたCDのペースに合わせて進めましょう。
繰り返しが3~4回になってくると途中でCDをとめることもだいぶ減っていると思います。
英単語の覚え方の具体的な手順
それでは英単語を効率的に覚える具体的な手順を解説しましょう。
1.単語帳を手に入れる
まずは英単語帳を手にいれます。
本屋さんに行けば多くの英単語帳(テキスト)が売っていると思います。
この中から必ず、英単語を読み上げる音声CDが付いたものを選びます。
もちろんCDでなくても、音声が付いていれば構いません。
英単語帳によっては音声データが別売りの場合もありますが、ここはケチったらダメですよ!
2.テキストを見ながら音声を聞く
テキストを見ながらCD音声の発音を聞きます。
初めから和訳で意味を見てもかまいません。
3.マネして声に出す
CDの発音の直後に、自分の耳で聞こえた通りにマネして声に出します。
和訳もCDに入っている場合はそれも声に出しましょう。
4.トレーニングセットを繰り返す
2と3を一つのトレーニングセットとして、トレーニングセットを6回から7回繰り返します。
1セットの分量は単語帳にもよりますが、自分の空き時間の長さに合わせると習慣化しやすいです。
繰り返しについては、1日で6~7回繰り返しても良いですし、1日1回を6~7日間で繰り返しても良いです。
続けるコツは、余裕があっても詰め込み過ぎず、決めた回数をやったらその日は終わりにすること。
とにかく1冊の単語帳を最後まで終わらせることを優先させて、どんどん前に進むことです。
ちなみに、電車の中など周りに人がいて声が出せない場合は、心の中でつぶやくのも効果があるようですよ!
紙に書いて覚えるのはどうなの?
ところで、暗記は紙にひたすら書いて覚える!という人もいるかと思います。
それで覚えられるなら別にいいのですが、やはり紙に手書きではなく、音声CDをマネて声に出す覚え方をおすすめします。
その理由は2つあります。
- 声を出すことで脳が活性化するという研究結果があるから
- 英単語を口に出して読めるかどうかは重要だから
1.については「脳を天才にする! 勉強法必勝バイブル/吉田たかよし/講談社BIZ」に詳しく書かれているので、興味があれば読んでみてください。 2についてはズバリ、「読めない単語は書けない!」から。ちがいます?(笑)
受験やTOEICとは関係ない人の覚え方は?
もし英単語を覚える理由が「英会話」だとしたら、別の優れた覚え方もあります。
それは「フレーズを丸ごと覚える」ことです。
英会話の教材にはそのようなタイプがあり、比較的短期間で習得できるので僕も「酒井式 Simple English /Magic81 体験談!評判・口コミ」で紹介しています。
応用的な語彙力を強化する目的の上級者には向きませんが、日常英会話レベルを目指すなら検討する価値はあると思います。
フラッシュバック法って知ってます?
英単語の覚え方の一つに「フラッシュバック法」という方法があります。
フラッシュバック法とは、英単語をイメージとリンクさせて「塊(かたまり)」で覚えていく記憶方法です。
(参考:「超速」英語プログラム/藤永丈司/フォレスト出版)
ここで言う塊(かたまり)は、フレーズや文章といった単語の集りのことです。
この言葉の塊(かたまり)を、場面のイメージと合わせて覚えるのがフラッシュバック法です。
一つ例を挙げましょう。
「初対面のあいさつの場面」を想像してみてください。
例えば、「Hello, I’m Taro. Nice to meet you. Thank you for inviting me today!」という塊(かたまり)を覚えることで、「invite(招待する)」という単語も覚えるのがフラッシュバック法です。
この方法で覚えた単語は、場面をイメージすればすぐにパッと出てきて言うことが出来ます。
でも、inviteという単語だけを覚えた場合は、実際に使いたい時になかなか単語が出て来ないのです。
また、フラッシュバック法で英単語を覚えておけば、同じ意味の英単語があっても、場面ごとに間違わずに使うことができるので良いこと尽くめです。
イングリッシュ王子のまとめ
日常会話に必要な英単語は1600語だそうです。
これは中学英語の範囲ですが、まずは1600語覚えることで英語の勉強が一気にラクになります。
またTOEICでは、500点レベルが5,000語、800点レベルなら7,500語、さらに高得点を狙うのであれば、8,000~10,000語と言われています。
今回解説した覚え方で、短期間に多くの英単語が暗記できますので、英単語力をアップしたい人はぜひ試してみてください!
ちなみに僕が初めて真面目に英単語を勉強したのは受験の時でした。
いくらやってもなかなか頭に入らず、とても苦労した覚えがあります。
日常英会話だったら、知らない英単語は相手に「What's ○○?」と聞けば大丈夫です。
でもあまり聞いてばかりだと・・・会話になりませんよね(^^;)