イングリッシュ王子です♪
今回は海外ドラマや映画を使った英語の勉強法について取り上げます。
そもそも海外ドラマ・映画は英語の勉強に使えるのでしょうか?
この記事では、海外ドラマ・映画を使った英語の勉強法について具体的に解説します。
興味のある人はぜひ読んでみてくださいね。
海外ドラマや映画は英語の勉強に使える?
結論から言うと、海外ドラマや映画は英語の勉強に役立ちます!
なぜなら、海外ドラマや映画を英語の学習に取り入れた成功例がたくさんあるからです。
あなたも、 「芸能人の○○さんが海外ドラマで英会話を勉強してハリウッド映画に出演した」 みたいな話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
(まぁ実際はそれだけを勉強していたわけではないと思いますが。)
芸能人にかぎらず、海外の映画やドラマをみたことがない人はいないでしょう。
カッコいい主人公にあこがれて英会話に興味をもったという方もいるのでは?
これだけ身近な洋画や海外ドラマなので、英会話の教材として有効性が高いのは間違いないです。
海外ドラマや映画で英語の勉強をするメリットは?
どんな勉強法にも言えますが、そのやり方の理屈やメリットを知っていたほうが学習効率は上がります。
英語の勉強に海外の映画やドラマを使うメリットを確認しておきましょう。
- カジュアルな英語を学べる・・・初対面の人と話すときやビジネスでは、少々カタイ英語でもあまり問題ないです。でも日ごろから友達として会話をするとしたら、くだけたカジュアルな英語も使えたほうがより円滑で好ましいと思います。
- 英語のリズムやイントネーションが学べる・・・英語はリズムやイントネーションを重要視する言語です。ネイティブの話すリズミカルな生の英語を多く聴くことはリスニング力のアップにつながります。
- 状況に応じたフレーズの使い方が学べる・・・同じ意味のフレーズでも場面や状況によってニュアンスが違うことが学べます。フレーズに合わせた声のトーンも勉強になるでしょう。
- 会話中のイレギュラーも学べる・・・会話をさえぎられたり、どもったり、時にはセリフをかんだりなど、教科書には載っていないけど実際の会話ならあり得る状況を見ることができます。
- ジェスチャーや表情を学べる・・・話し手や聞き手のジェスチャーや表情もコミュニケーションの一部です。英語圏では大げさなジェスチャーや表情が多いので参考になります。実際の英会話でも、身振り手振りや表情をくわえることで円滑な会話が出来ることが多いです。
- 楽しみながら英語にふれる機会を増やせる・・・お気に入りの作品を選べば、英語の勉強を楽しみながら長く続けるきっかけになるかもしれません。
こうしてメリットを見てみると、けっこう理にかなった勉強法ですよね!
具体的な勉強法
それでは海外の映画やドラマを使った英語の具体的な勉強法の手順を紹介しましょう。
作品はDVDやBlu-rayなど音声や字幕が切り替えられる環境で視聴してください。
1.作品を選ぶ
まずは作品を1つ選んでください。
映画とドラマではどちらが良いのでしょう?
ドラマの方が日常的なシーンが多いので役立ちやすいという意見もあります。
ですが、僕個人の意見では映画をおすすめします。
理由は、映画の方が共通の話題になりやすいですし、何度も観てセリフを暗記することになるので、せっかくなら名作映画のセリフの方が教養にもなるからです。
ドラマだと、最初から最後まで見るのに時間がかかるので効率性に欠けます。
しかし、時間を気にしないなら海外ドラマでもOKです。
また後述しますが、お気に入りの主人公(登場人物)で選ぶのもかなりおすすめです。
ただし「アクションもの」「時代設定が古いもの」はセリフ自体が少なかったり言葉遣いが古かったりするのでおすすめしません。
2.英語音声+日本語字幕で視聴する
初めて観る作品であれば、内容を知る目的で一度ぜんぶ通して見てください。
この時は英語音声+日本語字幕が良いでしょう。
何度か見て内容を知っている場合は、日本語字幕はなるべく見ないで通して視聴してみてください。
お気に入りのシーンはありましたか?
3.英語音声+英語字幕で視聴する
2回目以降は英語音声+英語字幕で見ましょう。
見るのはお気に入りのシーンだけでOKです。
よく聞き取れないセリフは英語字幕を使って理解に努めてください。
(英語字幕については後でも説明します)
プレーヤーによっては再生速度を遅くできる機能もあるので、ついていれば有効活用しましょう。
理解できるまで何度も見てください。
4.セリフに重ねて声に出す
お気に入りのシーンで(お気に入りの)登場人物が話すセリフに重ねて、セリフを声に出してみましょう。
リズムやイントネーション、声色も出来るだけマネしてください。
お気に入りの登場人物であれば感情移入しやすいので、「なりきり」もスムーズかもしれません。
あえてセリフではなくナレーションをマネするのも面白いです。
映画の冒頭はナレーションが多いので、意外と披露する機会がありますよ。
このステップもできるまで何度も繰り返します。
また、お気に入りのシーンをマスターできても、別の作品には手を出さずに同じ作品の別のシーンを同様に学習するのがポイントです。
英語字幕について
洋画で英語字幕が見られることを、初めて知った人もいると思います。
映画館やTVでは見かけるはずもありませんからね。(^^;)
英語字幕はDVDやBlu-rayの全作品にあるわけではありません。
でもアメリカのビッグ6と呼ばれるメジャーな映画会社が発売元であれば、だいたい英語字幕に切り替えて視聴できます。
国内の映連加盟会社のものは出来ない作品が多いようですね。
洋画DVDやBlu-rayを宅配レンタルできる「TSUTAYA DISCAS」なら、英語字幕の有無が作品の詳細説明に書いてあるので超便利です。
動画配信サービスの場合は?
英語字幕については、動画配信サービスでは対応していないと思います。
動画配信サービスはお気に入りの映画を探すために使い、お気に入りが見つかったらアマゾンなどで作品のディスクを購入するのが良いでしょう。
- 2,000円未満の配送料が無料
- お急ぎ便も無料
- 配達の日時指定も無料
- 洋画や海外ドラマも見放題になる
おすすめの映画作品
僕のおすすめの作品もいくつか挙げておきますね。
無難な名作映画ですが、逆に言えば世界中の多くの人が見ているので、世界共通の話題としてよく会話に登場します。
- ローマの休日・・・言わずと知れた名作映画です。全体を通してセリフもきれいですし教養を感じさせます。詩を暗唱するような気持ちで学びたいです。
- ハリーポッター・・・作品背景がやや特殊なファンタジー映画ですが、魅力的な人物が多く、名言的なセリフも数多く登場するので英語学習に向いていると思います。
- ピーターパン・・・じつはディズニー映画は英語学習に最適との評価があるんです。(参照:夢をかなえる英語はディズニー映画が教えてくれた/飯田百合子/サンマーク出版) ピーターパンはどちらかと言えば男性向けで、女性向けなら白雪姫がおすすめです。
え?どれも見たことない?
それはもったいないです!
吹き替え版でもいいので、今週末にでも見てはいかがでしょうか(^^;)
デメリットもある?
エンターテイメント性があってすぐに試してみたくなるこの勉強法ですが、デメリットも考えられます。
それについても触れておきましょう。
- セリフは容赦なく速い・・・基本的にネイティブの話すスピードそのものです。慣れは必要ですが、全く聞き取れない状態を長く続けても効率が悪いので注意してください。
- スラングが含まれている・・・含まれていない作品が望ましいのですが、どんな作品でも多少はスラングに出くわす場合があるという心構えを持って視聴しましょう。スラングと分かったうえで覚える分には良いです。
- 聞き流しは意味がない・・・残念ながら英語は聞き流しているだけでは身に付きません。集中して英語を聞き取ろうとすることが重要です。
- 英語の基礎を体系的に学ぶには向かない・・・中学レベルの文法が分からないまったくの初心者がやるにはしきいが高いと僕は思います。基礎的な語いや文法はテキスト教材で学びましょう。
イングリッシュ王子のまとめ
映画や海外ドラマを使った勉強法は、楽しみながら英語にふれられる点が良いですね。
そんな僕も映画のセリフをいくつか覚えた経験があります。
日本語訳でみて「カッコいいなぁ!」と感じていたセリフに挑戦したのですが、懸命に覚えてから直訳してみたら大してカッコよくない文章でした(泣)。
字幕はとてもクールに意訳されていることが多いので、日本語字幕を真に受けるのは危ないですね。
メディアを使った勉強法に共通して言えますが、決して一つの方法だけに偏らず、基本的な英単語や文法の勉強もあわせて行うことをおすすめします。