私は41才で現在は専業主婦をしています。7年前、結婚するまでは
海外旅行が趣味で世界中を旅行してまわっていました。ツアー旅行ではなくいわゆるバックパッカーというやつです。若気の至りといいますか、いま思えば無謀な旅で、その日の宿も帰りの飛行機も決めていないというものでした。
言葉が通じなくても心は通じる?
英語はほとんどできませんでしたが「
英会話なんてできなくても人間どうしなんだから心は通じるはず」などと思っていました。
ところが現実はそう甘くはありませんでした。
英会話ができないと世界中どこへ行っても馬鹿にされるのです。難しいことはよくわからないくせに、
不思議なことに悪口を言われていることだけはわかるので、「
あんたの英語はPOORだからダメね」「
こいつに誰か通訳をつけてくれよ」「
英語を勉強してから出直して来てくれ」などと言われ、悲しい思いをすることが度々ありました。
まさか英語が出来ないせいでそこまで言われるなんて!
一番ショックだったのは、中東ドバイ空港でのやりとりでした。飛行機が遅延し、乗継ができなかったため、翌日のフライトに替えてもらおうしたのです。カウンターでチケットの手配を頼みましたが、相手が何を言っているかまったくわかりません。英語の文章そのものはたいして難しくないはずなのに理解できないのです。というのもその空港職員はものすごく早口なのです。いや、英会話に慣れていれば聞きとれた速さなのかもしれませんが、私にはさっぱりでした。
その中年の男性職員は、日本では見られないラフな接客をする人で、
あきらかに私の相手をするのが面倒くさそうな様子でした。でもここでチケットを交換してもらわなければ日本に帰れない!私は途方にくれてしまいました。
彼はしばらく同じ言葉を何度もくりかえしてくれましたが、それでも私が理解できないのを見て、とうとうイライラした様子でメモを取りだし、主要な単語を書いて私に突き付けてきました。 「あれ?」 筆談で初めて彼の言っていることが単純な内容だったことが分かりました。私は自分の言いたいことを紙に書いて伝え、なんとかチケットは用意してもらえました。
別れ際にその職員は「君、日本人でしょ。大学は出たのかい」とニヤニヤしながら聞いてきました。なんだそれ、と思いながらも「イエス」と答えると、彼は「
大学を出たのに英会話もできないのかい」と、吐き捨てるように言ったのです!他の言葉はよくわからないのに、やっぱりその悪口だけははっきりと聞きとれました。
必要だったのは英会話の力だけ!
そのときはショックで、そして悔しくて悔しくてたまりませんでした。でも後になって考えてみると、空港職員の言うとおりだと思うようになりました。私以外の客はスムーズに彼と会話していました。私だけが彼の言うことを理解できなかったのです。
これまで英会話なんてできなくても心は通じると思っていた自分がいかに浅はかだったかを思い知りました。
言葉が通じなければ心も通じるはずがないのです。空港でのやりとりなんてビジネスライクなもので、心のやりとりなど必要ありません。ただただ
必要だったのは英会話の力だけだったのです。
その時は例えうまくいかなくてもチケット一枚の話でしたが、もしこれが急病で担ぎ込まれた先の病院だったとしたら、言葉が通じないことから処置が遅れて命に関わる可能性だってあったかもしれません。
私はドバイから帰国後、さっそく英会話スクールに通い始めました。そして今でも学び続けています。
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